【エッセイ】アカシックレコードという名の恐ろしい世界


           
アカシックリーディングとは
アカシックレコードとは
恐ろしい世界だ
      
       
私はなんて恐ろしい世界に
飛び込んでしまったんだろうか
そう気づいたのは
   
    
アカシックリーディングを
始めてから
何年か経ってからのこと
     
     
なぜアカシックレコードが
恐ろしいのかって?
     
     
なぜなら
アカシックレコード
アカシックリーディングには
『正解』が存在しないんだ
    
    
そして
『正しさ』も
存在しないんだ
   
   
光も闇も
良いも悪いも
ポジティブもネガティブも
すべてが統合された
一元性の世界
   
    
それが
アカシックレコードの世界
       
     
私がアカシックリーディングを
はじめた頃は
ただただそれが楽しかった
     
   
好奇心が
すべてをおおい尽くしていて
何も悩むことなんて
なかった
    
   
アカシックレコードを通じて
古代文明アトランティスに
タイムトリップして
      
         
ただひたすらに
『エメラルドタブレット』について
調べてはホームページに書き出して
     
     
私の好奇心と
探究心を満たしていったんだ
       
        
ただそれだけだった
ただすべてが喜びだった
私は”私”でいれたんだ
     
     
でも様子が変わってきたのは
人に教えだしてからだ
         
           
アカシックレコードから
得た情報を元に
講座を開催していた
     
     
誰かに
何かを教えたいというより
ただただ自分の喜びが
そこにあっただけだった
     
     
『叡智』の元で
誰かと関われることが
同じ目的を共有できることが
私にとっての最高の喜びだった
      
        
でもある時のふとした瞬間に
私の中に
『疑い』が生まれたんだ
     
    
私のやっていることは
これで正しいのだろうか
私の教えていることは
これで合っているのだろうか
    
    
私の心の奥底に潜んでいた
二元性の意識から生まれる
ジャッジメント、葛藤が
突如、私に疑いを投げかけた
     
    
誰にも
“それで正しいよ”って
言ってもらえてないし
      
     
誰にも
“それで合ってるよ”って
言ってもらえてないし
      
     
○(マル)とか✕(バツ)で
答えられる
答え合わせの問題集もないし
  
    
すべて私が始めたことだから
教えをうような人も
まわりにいなかった
        
        
そのうちに
その『疑い』がどんどん
大きくなっていって
私を責めはじめたんだ
         
         
ぜんぶ
あんたの妄想なんじゃないの?
    
          

あんたの空想話で
多くの人を巻き込んで
申し訳ないと思わないわけ?
   
          

たいして良い人間でもないくせに
何を偉そうに教えてるわけ?
    
         

テストで100点とったことも
褒められたこともない奴が
調子のってんなよ
    
      
お前みたいなやつが

誰かを幸せにできるわけ
ないだろうが
   
       
おままごとみたいな

子供のやるようなことで
何がビジネスだよ
何が仕事だよ
      
       
そんな言葉は
私のハートの奥底から
聞こえてきていたんだ
   
    
私にそんな風に
言いまくしたててきたのは
間違いなく私自身だった
           
         
そうして私は
ハートを閉ざしてしまった
私は私が大嫌いになって
         
      
キラキラした目を持つ
好奇心と探究心に満ち溢れた
純粋さで輝く少女は
どこかに消えてしまった
    
  
おしまい            
                   
         
                  
          
いやいや、
ちょっと待ってよ
   
                         
この物語は
終わったかのように見えるけど
まだ本当の終わりは来てないんだ
   
                                
日本という名の
今にも消えてしまいそうな
小さな小さな島国の
そのまた一番はじっこの
静かな島にその人は居た
   
      
まだひっそりと
生きてたらしい
                
                       
その人は何も持ってなかった
過去の実績も、栄光も評価も
何も持ってなかった
何の輝きもなかった
     
    
どっから見ても
寂しそうな人間だ(笑)
             
        
でもこの人は思ってる
『私には言葉がある
それだけで生きていける
過去も未来ももう必要ない』
ってね
     
      
ふーん、ほんとかな
強がってるだけ
なんじゃないのかな
           
                      
どうやらこの人間は
また恐ろしい世界に
足を踏み入れようと
しているみたいだ
        
       
アカシックレコードの世界に
“未知なる叡智”の世界に
飛び込もうとしているらしい
      
      
誰もまだ知らないことが
知りたいんだってさ
真実が知りたいんだってさ
   
    
どうしようもない
学習しない
バカな人間もいるんだね
     
     
また同じ失敗を
繰り返すんじゃないのか
また恐れおののいて
逃げ出すんじゃないだろうか
         
             
さぁ、あなたはどう思う❓
この人間はこれから
一体どうなっていくのか
見てみたい❓聞いてみたい❓
      
        
私の物語は
まだまだ続くみたいだよ
        
𝑁𝑜𝑎ℎ☪*̣̩