【エッセイ】その瞬間、私は天国に生まれたと思ったんだ


      
今朝、
子供たちを学校に送ってから
海沿いの道を歩いてみた
         
         
台風もすっかり去って
海はまだ波も高く
風も強いけど
     
    
7月くらいからずっと
灼熱の暑い沖縄だったから
気候も気温もとても
過ごしやすくなった
   
   
爽やかな青い空に
海から吹く心地よい秋の風
大きな波の音が混ざって
素晴らしいハーモニクスを
感じる
   
   
風と海がこんなにも
私を自由にしてくれるなんて
知らなかった
     
     
波が寄せては返すと共に
私の中の余計な思考を
消し去ってくれる
    
    
私ね、
ずっと海が怖かったんだ
海が大切なものを
飲み込んで持っていって
しまいそうに感じて
    
    
海に憧れているくせに
海には行かない
海には近づかない
海を恐れていた
      
       
それを象徴するかのように
白昼にこんなビジョンを
見ることもあった
      
        
私の子供たちが
海に飲み込まれてしまうの
   
   
連れ戻そうとしても
どんどん波に飲まれて
深くに沈んでいってしまう
そんなビジョン。。。
      
     
もう怖すぎなのだ。。。
怖くてすぐに頭の中の映像を
かき消すんだけど
  
  
ふとした瞬間に
またその映像がよぎったりして
その映像を悲しすぎるこの映像を
頭の中で何度見たことか
       
    
このビジョンは
過去世からの影響のもので
    
      
自分の過去世のいつの時代かに
自分の大切な人が
海に連れて行かれてしまった事が
あったように思う
      
    
子供が生まれてから
あまりにも何度も
こういうビジョンを見るから
さすがに怖くなって
     
     
アカシックリーディングでも
過去世で何があったのか
見ようとするんだけど
    
   
子供を失う感覚が
怖すぎて恐ろしすぎて
何も見えないんだよね
         
     
沖縄に引っ越してからも
海は大好きだけど
     
     
でも近づかない
入らない
遠くから眺めているだけ
   
    
そんな感じだった
やっぱりどこか
恐れていたんだよね
    
    
でも今日の私は
もう海を恐れていなかった
海は奪うものじゃなくて
与えてくれる存在なんだって
心から思えてのだ
        
       
何やら私は
知らないうちに何かに
癒やされていたみたいだ
   
   
そうしたらさ
海の近くにいるだけで
海沿いを散歩しているだけで
自分がどんどん軽くなっていくの
  
  
私は自由なんだって
実感して
風が私の背中を押してくれて
このまま飛べるんじゃないかって
思えるほどだった
  
    
『あぁ私は天国に生まれたんだ』
そう思ったんだ
   
   
でもさ、
落ち着いて考えれば
今の人生だってすべてがすべて
うまくいってるってわけじゃ
決してないんだよ
    
    
他の人と同じように
私にも辛いことや苦しいことや
悲しいことが起こるの
       
      
そして他の人と同じように
悩んだり、泣いたりして
落ち込んだりする
     
      
自分のこれまでの人生を
客観的に振り返っても
そこまで
ハッピーな人生じゃないよな
って思ったりする(笑)
       
         
でも、なぜか今の私は
自分が天国にいるような気分で
この世界がとても愛おしくて
    
    
そして自分がとても誇らしくて
自分が強く、大きな存在だと
感じていて
    
    
生まれ変わっても
絶対に自分になりたいって
思うんだよね
     
     
なんだろうね、本当に。。
目覚めていくということは
本当に不思議なことだね
   
    
私は何か特別なことを
したわけじゃなくて
特別な何かを
手に入れたわけじゃなくて
     
    
ただあらがうのをやめたの
起きることすべてに対して
抗わない
      
       
そして、
自分や自分の未来に対して
抱いている理想を捨てて
期待を持つのをやめて
ただ”自分の中”だけにいたの
      
       
そうしたらいつのまにか
まわりが天国みたいな
世界になってたよ・・・✨
     
      
相変わらず友達も少なくて
人とあまり喋りたくなくて
    
    
パソコンが友達で
根暗なオタクであることは
変わりないのにね
      
        
天国みたいな世界は
いつだって
心の中にあるんだ
     
     
今日も私は
まぁまぁ幸せに
生きてますよ
   
𝑁𝑜𝑎ℎ☪*̣̩