【エッセイ】私の発信人生はどのようにしてはじまったのか


           
“私はすべてを
現実化する能力を持っている”
  
    
この事に気づいたのは
いつだったろうか
今日は自分の過去を
振り返ってみようと思うんだ
  
   
2011年に
東日本大震災が起きて
私の意識は一変した
  
  
何がどう一変したのか
正直よく分かってない
  
   
分からないというより
言葉にして説明するのが
とても難しいように思う
  
    
丁度その頃、
人々が繋がるための
主流なSNSコミュニティが
    
    
mixiから、
アメリカからやってきた
Facebookに
シフトしはじめていた
      
       
Facebookバブル、
とでも言うのだろうか
  
   
いち早くFacebookを使って
情報発信や自己表現をし始めた
流行に敏感な人たちに
のきなみスポットライトが
当たり始めていたのだ
     
     
Facebookを
始めたばかりの私が見つけた
そのセミナーのタイトルは
    
  
確か
『Facebookで夢を叶える』
だったと思う
(願いを叶える?だったかな)
  
  
でもそのセミナーは
大阪開催で
私は東京在住だった
    
   
派遣OLを辞めたばかりの
“しがないニート”だった私には
大阪への新幹線代もセミナー代も
抽出する余裕なんて全然なくて
     
      
最初のころは羨ましく
ただ指を加えて
パソコンを悲しく
眺めていたように思う
   
    
そんな私に吉報が入ったのは
2011年の暑い夏の日だった
   
  
“セミナースタッフ募集❗❗”
   
   
そんな言葉がセミナー主催者の
Facebook投稿から流れてきたのだ
      
          
“セミナーの運営スタッフと
セミナー後アフターパーティーの
スタッフ募集します
    
運営スタッフはスタッフとして
セミナー参加可能、また
セミナー後のアフターパーティー
参加無料!!”
    
   
そんな投稿を見た私は
急いで主催者に連絡
いちばんのりにスタッフに
昇格したのだ
      
     
そして私は
新幹線代をなんとか捻出して
運営バイトスタッフとして
そのFacebookセミナーに
参加することになったのだ
    
    
自発的にそういうセミナーに
参加するのがはじめてだったから
大阪に向かう新幹線の中で
ずっとドキドキしていた気がする
       
     
そしてそのセミナーでは
登壇者たちが代わる代わるに
   
  
どんな風に
情報発信していけばいいのか
Facebookをどんな風に
活用していけばいいのか
話していて
  
   
私は
スタッフとして働く一方で
その話に聞き耳をたてていた
     
       
セミナーの内容は
こんな感じだったと思う 
    
    
Facebookなるものが
今、流行っている
これからはもっと流行る!!
       
       
Facebookで発信をすると
なんかいい事が起こる
(ザックリw)
      
    
ただの一般人でも
影響力を持つことが
できるようになる
   
     
Facebookで
夢を叶えることができる
(らしい)
         
          
今でいう
You tubeドリームみたいな
感じなのかな
  
   
まぁ当時は
そんなザックリとした
情報を受け取って
   
   
私はそこからFacebookでの
発信をはじめたのだ
     
    
それから私が
何の発信を始めたかというと
『願いを叶える女神のメッセージ』
という願いを叶えるための
メッセージだった
   
   
顔出しはせずに
ただひたすら
自分の内なる女神からの
メッセージを書き綴っていた
        
         
 その内容のほとんどが
『あなたの願いは絶対に叶うよ』
というポジティブで
前向きなものだった
              
               
でもその頃の私といえば
発信の内容とは裏腹に
何の夢も願いも叶えていない
叶えることのできていない
私だった
       
      
恥ずかしいほどに
仕事も恋愛もうまくいかず
自分が誰かも分からずに
ただ流されるままに
毎日を生き切っていた
   
     
でも、そんな私の中にも
なにやら確信があった
根拠のない自信ってやつだ
      
    
私は
すべてを現実化する能力を

持っているんだ
    
誰の中にもそういう能力が

備わっているんだ
間違いないんだ
    
     
深い部分からそう思っていた
深い部分からそう感じていた
            
            
なんの
願いも夢も叶えていない私が
願いは叶うなんて
発信していいんだろうか
    
    
なんて事は
微塵も思わなかった
    
    
どうせ自分のことなんて
誰も知らないだろうし
私が何を言おうと
どうでもいいだろうし
という感じで
    
   
影響力を持ちたいというよりは
自分の中にあるものを
表現したい!という気持ちの方が
大きかったと思う
   
    
途中で挫折しそうな時もあったけど
結構コツコツ発信していたように
思う
          
          
東日本大震災直後から
私の意識は
確実に変容していた
    
    
私は何か自分が
大きくなったような
気がしていたんだ
     
      
私の伝えることは
発信することは
これしかないんだ❗❗
という感じで
        
       
若さゆえの
そして無知さゆえの
勢いみたいなものがあった
    
     
それが私の発信人生
自分を表現するということの
はじまりだったと思う
      
     
そこから
紆余曲折がありつつも
11年の月日が経った
   
    
表現の形だったり魅せ方や
考え方や変わった信念もあるけど
            
        
あいも変わらず、私は
現実化の話をし続けている
     
      
私、なかなかやるじゃんね
私、頑張ってるじゃん
     
     
これからも同じように
私は発信し続けていくのか
それともまた変化し続けるのか
   
    
あの時行ったセミナーは
人生の転換期ってほど
大げさなものではないけど
          
         
私が文章を書くツール、
そして自分を表現するツールを
手に入れるきっかけになったのには
間違いない
       
     
私は文章を書くのが大好き
自分を表現するもの
本当に好き
  
  
きっとこうして
死ぬ直前までずっと
書き続けていると思う
       
     
私たちはみんな
すべてを現実化する能力を
持っているってね
           
𝑁𝑜𝑎ℎ☪*̣̩